【インストーラーお勧め商品】 全天候対応 埋込型スピーカー Monitor AudioAWC265

こんにちは、ホームシアター工房インストーラーの和田です!
今日は、久しぶりにおすすめの商品をご紹介させて頂きます。

さて、ホームシアターで使われるスピーカーには大まかにというと箱型で床に置く「フロアスタンディング」タイプ、棚に置いたりデスクトップ横などに使用する「ブックシェルフ」タイプ、天井や壁に直接埋め込んで使用する「インウォール(インシーリング)」タイプが挙げられます。

ご説明した順番にサイズの大→中→少の傾向がある物の、一概には言えずどう使用するかによって使い分けることが多いのですが、今回はその中の「インウォール(インシーリング)」タイプ・埋込型タイプのこちらの機材について触れてみようと思います。

先ず、我々インストーラーがオーディオ(シアター)環境を設計する際にBGM的な環境や設置のスマートさが求められるリビングシアターのサラウンド等で大活躍するこの埋込型は、実は同予算の設置型スピーカーと比べて音質が良い機材が多いというメリットがあります。

本機材もモニターオーディオ社の上位モデルのユニットを埋込用にアレンジして使用することで、ワンランク上の再生音質を手に入れています。

何故同予算の設置型と比べて音質にメリットがあるかというと、単純に「ユニットのみ」で同予算を割いているからです。
解りやすく大雑把に言えば、箱まで含めた機材と比べてユニットのみだからより同予算なら上位のユニットが使えるということですね。

ただこれはあくまでユニット単体のポテンシャルのお話なので、それなら埋込タイプを使用すればいいじゃないかという単純な話にはなりません。
スピーカーにとって設置する「箱」は時にユニットと同等もしくはそれ以上の意味を持ちます。

まして埋込タイプの機材は「箱」そのものが無い機材も多く、専門知識や取付技術がないとその実力を発揮するどころかトラブルの元にもなりかねません。
※安易に導入後、音漏れでしっかり音が出せないなんて事になっては本末転倒です💦

と、ちょっと設置難易度が高い埋込型スピーカーですが、実は日本の住環境にピッタリで決められた空間の中で設置するのに最適なんです。
きちんとバックボックスに予算を設け、背面からの音対策をする事により「置型スピーカー同等のサウンド」+「見た目の圧迫感を無くす」という最高の効果が得られます!
※当店では長年の知識と経験を持ったスタッフが、お客様のニーズに合った音づくりをお手伝いさせて頂いております。

従って、埋込タイプの使用を検討されている方は当店のような専門店にご相談くださいね。

さて、晴れて設置や環境の問題がクリアになるとこの埋込型は縦横無尽に活躍できる頼もしい機材へと変貌します。
そのシームレスな設置の見た目は機材の存在感を極限まで減らしてお部屋のデザインを損なわず、専用にチューニングされた音の放射範囲は広大なスペースの音場をフォローしてくれます。

設置型の機材と比べて音の定位感はやや劣るものの、BGM環境ならどこで聞いても広がりのある音場を聞かせてくれますし、シアター時・特に音楽ライブやスポーツ系のソース視聴時には観客の歓声やホールの響きの広がりをより体感出来ます。

そしてこの埋込型はその設置性の高さから、より過酷な環境で使用することもあります。
例えば、外気に触れるお庭の軒下やイベントスペース等、「音」が必要とされて且つシンプルな設置が問われる環境です。

グルーザー設置例(出典: monitoraudio.com)

その際は防滴・防水機能を搭載している機材を使用すればトラブルを未然に防ぐ事が出来ます。
まして本機材はバックボックス設計の全天候対応型(UV・腐食・防水・塩水飛沫等)なので、どんな環境で使用しても問題のないパフォーマンスを実現してくれます。
海外ではクルーザーで採用されることも多いことからその信頼性の高さが伺えますね。

そしてこちらのモデルの非常に重要なポイントが高音域のゲイン調整機能が搭載されていることです。
埋込型は非常に多彩な設置環境が想定される為に環境によっては再生音(高域)に影響が出るため、本機材のように調整機能がついているとさらに安心して使用することが出来ます。

今回はモニターオーディオ社のモデル「ACW265」をベースとして埋込型について少し触れさせて頂きましたが、勿論選択は沢山あるかと思います。

本文でも触れましたが埋込型はその汎用性の高さからつい簡単に設置できると想いがちですが、設置型よりも非常にテクニカルな内容を必要とします。
設置検討されている方は、私共専門店スタッフに相談してくださいね。

<今回紹介した製品>

Monitor Audio AWC265

タイプ:インウォール(インシーリング)
周波数特性:60Hz~30kHz
公称インピーダンス:8Ω
感度(1W@1m):88dB
最大音圧:105.8dBA
許容入力(RMS):60W
推奨アンンプ出力:20 — 60W
ユニット: 165.1mm C-CAM Driver / C-CAM Tweeter
角形グリルオプション:あり
HF レベル スイッチ (+3 dB / 0 dB / -3 dB):あり
奥行:88.5 mm
カットアウトサイズ:211mm
全体奥行(グリル含む):93.5mm
全体サイズ(グリル含む):251.71 mm
素材:ミネラル充填 PC-ABS ポリマー (UL V0 難燃性、RoHS2 準拠)
重量:2.04kg
梱包数:1本

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