がんばれ!!ビクター!!
吊り広告で何気なく見ていた広告記事が現実の内容に…
 ついにAVメーカーの老舗ビクターが本格的な経営再建に動き出します。
 ホームシアター暦、19年の私がビジュアルの世界に目覚めたのは実はビクターからでした。
 思い起こせば20年前でしょうか、オーディオは自作もできるのでオーディオメーカーは当時から小さなメーカーも非常に多く
 色々な趣味性の高い機器が多く発売していました。
 当時若干16歳の私は元々音楽と映画が好きでCDを買ったり、
 LPをレンタルしたりで音楽は楽しめていましたが、
 映画を楽しむために当事まだ数少ないレンタルビデオ店でビデオを借りても画質が悪すぎて…
 当時の私のビジュアル機器のイメージはとてもソフトを楽しむ機械ではないというイメージでした。
 かといって月々のこずかいでは映画館へもたまにしかいけません。
 (ちなみに持っていたのは有名メーカーという理由で買った某メーカー製ビデオでした。)
 ところが…
 ある時たまたま高校の世界史の勉強で、映画ベンハーのビデオを見せられたのですが、 映像のあまりの綺麗さにものすごい衝撃を受けました。しばし呆然とするほどでした。 セットのすごさとかよくわかりつい内容も最後まで見てしまいました。たぶん映りが悪いと寝ていたと思います(笑)
 よく見るとメーカー名はビクターでした(そんなメーカー知らんがなという感じでしたが)型番はちなみにHR-D755
 自分の中でビデオでも映画が快適に楽しめるという感動はこの時からで、
 その後すぐにビデオデッキをバイト貯金で買いに行き、(伝説のHR-D530初期ロット) その後レーザーディスクを買い、お金が無いのでLDソフトをレンタルしてビデオにダビングし、サラウンドシステムをそろえるのはわずか2年後のことでした。気づけばホームシアター暦は19年になりました。
 おそらく普通の学生よりは多くの映画をおかげさまで見ることが出来ました。
 このような一般には有名ではなく良い製品を出しているメーカーのおかげでした。
 サンスイも同じでしたが、残念なのはこのようなこだわりのメーカーは商売が
 あまり上手とはいえませんでした。
 利益をかえりみず商品を作るからでしょうか。
 今、オーディオビジュアル業界と家電流通業界は競争の荒波にもまれています。
 最近は1部見直されてきてはいますが、規模を大きくしてコストを下げて売り上げをUPさせる手法は分かるのですが、ネーミングや利益にとらわれずに、やはりマインドを持って商品開発や販売を続けてモノではなく感動を売る商売でいて欲しいですね。
 ビクターさん、がんばれ!
 ホームシアター工房 インストーラー 加藤
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