黒を基調としダークな世界感は唯一無二！映画好きを満足させるシアター専用ルーム

お部屋：専用室
場所：京都府
インストーラー：中川 英久

昨今は建築会社様の関心も高いようで、有難いことに導入のご相談を頂くことが増えてきています。その際に共通しているのは勿論、オーナー様が映画好きであること。
オーナー様から直接ご依頼を頂くことが多いのですが、今回のご紹介のように建築会社様からのご相談には改めて関心の高さを実感しますね。

今回のご相談内容は、趣味性の高い専用室への導入でした。
黒を基調とした落ち着いた大人の空間、私共の提案にも自ずと気合が入ってしまいますね。

ただ残念なことに、設計と施工時期の関係からお部屋の空調設備の移設が難しいタイミングでした。
プロジェクター天吊設置したい場所に空調設備が設置されている為、簡単には取り付けられないという状況です。今回の案件に関わらずですが、新築工事とはいえ検討時期によっては建築設備の変更が難しいことがあります。
導入検討の方は早ければ早いほど提案の幅を広げられるので、是非ともご留意下さいね。

とはいえ、そんな状況でも全く問題としないのが私共の強みです。
建築会社様との詳細な検証と打ち合わせをさせて頂き、最適な場所へ最適な設置をさせて頂きました。
これで空調設備とプロジェクターの共存とメンテナンスの両立を実現しています。

スクリーンの設置に関しまして、将来の環境変更（テレビの壁掛等）も考慮しスペースを空けられるように、壁面より浮かせての設置を提案を実現しています。
非常に難度の高い設置となりますが、私共に掛かれば何の問題も無く、将来の不安も解消できました。

そしてビジュアル的にも非常に重要な正面側の設置機材群、特にスピーカー機材には話題のPOLK AUDIO（ポークオーディオ）にて構成させて頂きました。
お部屋に馴染むシンプルなデザインと、サイズ・コストを感じさせないパワフルな再生能力は映画鑑賞だけに限らず様々なシーンでもマッチしてくれます。

こういったスペースへのサラウンド導入に際し、大活躍するのが天井埋込スピーカーです。もはや定番ともいえる機材ですが、意外に知られていないのがほとんどの機材が塗装対応可能という点です。今回のような黒基調のお部屋の際にも、塗装すればさらに目立たない設置が可能となるのもおすすめポイントですね。
因みに塗装は専門会社に依頼をするのですが、今回はお施主様が塗装会社の社長様なので自社対応していただきました。
クォリティの高い塗装を自社での施工、お手並みと仕上がりの美しさに感服いたしました。流石です（笑）

最後になりますが、画像をみてお判りになるように本来天吊り設置をしたかった場所へのスピーカー設置を火打梁の上に固定いたしました。
構造上の問題からのこの設置方法なのですが、こういった状況でも問題にしないのはイクリプスのベストセラー機材、「TD307MK3」です。音質もさることながら、非常にバリエーション豊富な設置方法がどんな場所への対応も可能にしています。
特に今回はドルビーアトモス再生にとって重要なフロントハイト部への配置でしたので、非常に重要な役目を果たしてくれています。

さて、上記のような様々な問題を適材適所・最適解にて解決して仕上がった本物件。写真では明るく映っていますが、実際はもっとダークな男の隠れ家的な空間です。
4K対応のEPSON製「EH-LS12000」の映像美も遺憾なく発揮、オーナー様からもこれからストリーミングサービスをメインに存分に楽しむとのお言葉を下さりました。

今回ご相談下さいました建築会社様にもご満足頂けましたので、お部屋のより充実した使い方のご助力が出来たかと思います。
私共にはどんな状況やご要望にも応えられるノウハウや技術がありますので、どんどんご相談くださいね。

＜主な使用機材＞

プロジェクター　EPSON　EH-LS12000
スクリーン　キクチ科学　SE-120HDWA
AVアンプ　DENON　 AVR-X3800H
フロントスピーカー　POLK　 MXT60
センタースピーカー　POLK　 MXT30
サブウーファー　POLK　 PSW10
天井埋込スピーカー　JBL　Stage 260C
フロントハイトスピーカー　ECLIPSE　 TD307MK3
再生機器　Panasonic DMR-4T302

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